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  AV女優の悲劇。

01: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 20:56

 さて、動物の世界ではどのオスのグループでも、集団を作って生活する動物で単独で生涯を送らないもの、両性有種以外のもの、得に哺乳類では、動物の生殖器の構造は人間とほぼ同じである。つまり男性は精子を持ち、女性が卵子を持って男性が精子を女性にかける。そうすることによって子孫が誕生する。

02: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 20:57

 男性と女性の違う所は、男性は精子を無限に放出することが出来るのに対して、女性は卵を一個しか一度に持っていない点である。何と言っても、セックスするときの女性には卵が一つしかないのだ。

03: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 20:57
 トドの世界などでは、オスの集団は、その中で誰が一番強いオスかを争いあって、決闘に勝ち抜いて一番になったオスにしかメスが与えられない。最も強い、一位のオスだけが全てのメスを得るのである。ライオンの世界も、チンパンジーの世界もそうである。 なぜなら、そうしなければ一番強いオスの遺伝子が全ての雌に行渡らないのであり、せっかくの強いオスの精子が無駄になってしまうからだ。これが、戦いに敗れたような弱いオスの精子までどのメスかに提供するようなことになってみるがいい。そのオスとの間に出来た子は弱い子であり、弱い遺伝子しかないのだから後の世に残らないではないか。

04: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 20:58

 こんな無駄な子供を残させられたメスはよほど可哀相だ。子供を生んで何ヶ月かかけて育て、半端無く大きな労力を掛けさせられて、しかも子供はどうせ敗北のオスの遺伝子を引き継いでいて弱いので、すぐに死ぬか、メスを誰も娶れずに終わり、メスの卵は本当に無駄だ。

05: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 20:58
 これでは、最も強い、免疫力のある遺伝子の雄ひとりの多量の精子をメス全てに行き渡らせ、全部その一番良いオスの遺伝子にしなければ効率が良くない以前の、酷い損失である。

06: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 20:58

 だから、オスの世界では、一番のオス以外は全部クズである。なぜなら、オスはどのオスも大量に精子を持っているので、一度に全部のメスにも精子を行き渡らせることが出来、よって、最も良いオスの精子をたくさん使うことが使命だからである。当然メスもそれ以外は歓迎しない。

07: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 20:59

 つまり、ここで殆ど全てのオスは、用なしということになる。この敗北したオス達も、元は前の世代のオスから生まれてきた折角授かった生命であるのに、大人になって格闘の大会に出された途端、生きる意味がなくなるのである。
 あとは、食料の食いぶちを減らすため殺されるか、奴隷となって一位のオスに食料を持ってきて提供する位である。

08: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 20:59

 これは、チンパンジーの世界で本当にあることだ。そして、私達の祖先は言うまでもなくチンパンジーだ。
 だから人間の世界も殆んど同じである。どこの国を見ても、人口の上位1%の人が、あとの80%分の資金を稼いでいて、私達の殆んどは上層に資源を行き渡らせる奴隷として働いているのだ。

 しかも、人間は人口が爆発的に増え過ぎだ。どこの動物を見ても、これほど四方八方が全部人混みな種族はない。
それが何を表しているか?

09: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:00

大多数の哺乳類のメスも、人間のメスも、メスはオスほどそれほど戦い合わなくて良い。なぜなら、全てのメスが子供を生んだ方が子孫が増えるので、メスは卵を持つ媒体として大切にされる。男性と女性で性格が違うのもこの為だ。
女性には、優しくて思いやりのある人が多い。男性の優しいのは見せかけだけである。

10: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:01
 しかし人間は、増えすぎたためにメスの世界でも殺し合いをする。人間は増えすぎたためにその人工を抑圧しなければならなくなった。しかも、強い遺伝子を残したいという主旨は変らない。
人工を減らして、尚且つ強い子供を少数精鋭にして残さなければならなくなった。

11: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:01

 それには、子供を生む数を減らして、その子供を育てる資金をそれだけ分集中させて増やす、ということだ。
また、一匹の同じオスだけよりも、色々な異なる特技を持つオスの遺伝子も一応交ぜて多様化した方が、バラエティに富み変化に強く、強い遺伝子を残せるということになった。

12: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:02
 一位以外のオスにもチャンスが訪れるようになった。しかし、この上位のオスだけが子孫を残せるというスタンスは基本的に変らない。
 そして、メス全部に資源をバラまくよりも、精鋭の優秀なメス一人だけを選んで、そのメスに資源を集中させるほうが、人口も減らせて効率がいいということになった。

13: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:02

人間は一夫一婦制を取るので、1位のオスに釣り合う1位のメスだけが皆の代表で子供を残すことになった。つまり人間の世界では、メスもある程度上位10%くらいのものしか子供を残さないきらいがあるということだ。しかし、上層部の男性が多くの女性を所有出来るというスタンスは基本的に変らない。

14: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:03
 何故なら、進化していない哺乳類と同じく、女性は卵が一つしかなく、男性は多くの精子をバラまくことが出来るからだ。つまり、オスとメスの比率的には、オスは本当に上位1%くらいのオスだけが持っている大量の精子を、それより多数の、無駄にならないメスに提供する。そしてメスの上位30パーセントくらいの数はそれより多い、ということだ。
 
 こうしてみると、男性が戦いに負けて女性に相手にされない数の構造は、ほとんどライオンと同じであることが分かる。

15: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:04

 だからオス同士の戦いはそれだけ本当に熾烈で凄まじいが、女性の方にも一応決闘はあるものの、採用枠がけっこう多くて余裕があるので、それほどオスほどの生命を掛けた殺し合いの度合いがヌルイことになる。

16: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:05

しかし、繰り返して言うが、人間は現在一夫一婦制であるために、前提上、1位のオスに限定一人しか女性は精子の提供を受けられないので、その一人を目指して激しい戦いが繰り広げられるのである。また、上位1%のオスが不特定多数に持っている資源をバラまくより、自分の子供だけにその全部の資源を集中させた方が強い子が育ち、効率がいいので、上位の男性が所有している全ての資源を全部むさぼり取ろうとする雌がより強い遺伝子をのこす確立が高く、強欲な女性ほど強い遺伝子を残す傾向にある。

17: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:06

 だから女性の中での押しのけあいは凄まじい。
一人だけが勝てば、その女性だけに上位1%の男性の全資源が得られるのだ。

18: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:06

 しかしこれは、戦いに勝利した上位10%位の男性を巡ってだけだ。  その男性のハーレムとなる上位30%位の女性の中での資源を取り合う戦いは、得られる利潤が大きさもあるが、後世の順位を掛けた凄まじいものとなる。

19: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:07

 本当はどの女性も平等に資源が分けられることが出来るのだが、もしその全部の資源を独り占めすれば、自分の子供はそれだけ強く育つことが出来るから、他の女性を押しのけて勝てば、莫大な利潤が転がり込む。


 人間の一夫一婦制ではそれが可能だ。

20: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:08
 そして、強欲なメスほど強い。だから、本当は多くの子孫を残そうとすれば、上位1%のオスは持っている資源を多数の女性の多くに与えることが出来るのだが、それすらもケチって阻止して、1ミリ足りとも他に配って無駄遣いしないように、と浮気を阻止して資源の全部を守ろうとする女性が最も強い意志の持ち主なのだ。

21: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:09



さて、こうして見ると男性のチャンスがいかに少ないものであるか分かるだろう。
女性には、まだ上位の男性が分け与えてくれる精子が大量にあることと、また、卵が一個しかないために採用の枠が大変広のに対し、男性の競争倍率はそれの何千倍である。ほとんど確立もチャンスが無いことが分かるだろう。

22: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:10

 しかも男性はそれに勝ちぬかなければ女性と口をきいてもらうチャンスも無い。命の掛かった競争なのに、何千倍の倍率なのだ。

23: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:10
 まさしく、男性は生まれながらにしてこのような多大なストレスの運命にあるといって良いだろう。
 男性に生まれた、というだけで、女性が横でのうのうと3倍くらいの倍率で楽な試験を受け、優雅にねそべっている横で、自分は何も悪いことをしていないのに倍率千倍で命がけの鮮烈な競争をさせられなければならないのだ。
 女性も男性も、生まれた時は同じように玉の子宝としてちやほやされるのに、だ。


  この男性の女性への恨みと妬みは思う以上に強い。

24: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:11

 同じ人間なのに、エッチをして彼氏彼女になろうと思えば、女性は比較的楽で余裕があるのに、男性は上位1%以外の大多数のオスは、見向きもされないのだ。女性への憎しみが予想に易いだろう。エッチが出来ないということは、死んだも同じである。

25: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:11
 そして、下位のオスほど、それでさえ大変なのに元々の持ち前の遺伝子が良くない、という崖淵ギリギリのハンデを負っている。まさに屍手前だ。 それを挽回するために最も優れた女性の遺伝子しか欲しがらなくなる。なぜなら、自分の遺伝子が屍同然なので、それを少しでも修正するには女性の1位の遺伝子しかないからだ。そして言うが、女性の1位の遺伝子は上位1位の男性の資源を獲得出来るので、そんな男性には見向きもしない。

26: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:12
 
        この、下位のオスが世の中の大半を占めているのだ。トドの世界では、上位1位のオス以外は戦いに負けた時点で殺されるので呪いは残るが恨みは残らないが、人間は人殺しをしない社会になった。まさに、戦いに敗北しても生き地獄が待っているのだ。あまりのプライドのへし折られように、大半の人は、オカマになってしまうか、仏門に入るか、何か本当の自分の望みとか本心とか、意志を失ったウソつき人間になってしまう。 何か望んでも実現しようがないので、仕方無いのだ。

27: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:13

そして、繰り返し言うが、上位1%以外のオスが皆下位である。何の栄光も無い、クズか奴隷なのだ。この90%のオスが、大多数として世の中を占めているのである。男性の90%のマジョリティは、下位の男なのだ。

この社会の構造を、考えてみると、いかに恨みと怒りに満ちた世の中で、恐ろしいものか分かるだろう。

 

28: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:14

大半の男性が、戦いに負けた、女性に見向きもされない、下位90%の男なのである。瀕死の、希望も気力も失った男なのだ。この男性達も、元々子供時代や生まれたばかりの時は、どんな強い男性になるだろうとワクワクされ、楽しみにされていた男性達なのである。この人たちが大人になった途端、クズにされるのだ。

29: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:14
その恨みと絶望がどれ程深いかと思うだろう。しかも、この恨みに満ちた男性達が世の中の大半を占めているのである。

30: 名前:himanatoki投稿日:2006/12/20(水) 21:15

まさにその大多数の絶望の大半は、十代などの少年期に起きる。
 大人になると、絶望してもある程度諦めてしまって、癇癪を起さなくなるのだが、少年期は違う。それまで子供時代幸せ一杯に育ち、まあまあ自由を満喫していたのに、成人に近づくにつれ、恐ろしい決闘と、凄まじく高い倍率での敗北と死亡が待ち構えているのだ。程度の差はあれ、一気に奈落の底だ。また、勝ち抜く男性も凄まじいストレスに晒される。


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